木の結晶『Tree Flake』

木の結晶『Tree Flake』

SASAKIで採用されているシンボルマークを私たちは、木の結晶『Tree Flake』と呼んでいます。一見すると雪の結晶のようにも見えるのですが、ササキ工芸の歴史に存在するシンボルマークと同様に『木』をモチーフに形成しました。それも1つではなく、複数の『木』の要素と意味で構成することによって、SASAKIの考える未来とアイデンティティを重ねて表現しています。


印象的なこの造形は、雪の積もった木を、上空から見た時のイメージを単純化したものです。これは木々を俯瞰することの重要性を表しています。また見え方によっては、小枝を規則的に並べたようにも見えるかもしれません。小さな部材だけでは何も意味を成しませんが、加工と工夫を行うことで、新しい造形と価値を創り出すことを得意としたSASAKIのものづくりの姿勢を表しています。またこれら一つ一つの造形は、漢字の『木』と、英語の『K』をもとに構成し、同じパターンを繰り返すことで、木<林<森<…のような漢字の成り立ちと同じように、掛け合わせる度に生まれる『スケールの広がり』を表しています。


このように、雄大な自然とササキの創り出すプロダクトのどちらも『木であること』を理解し、認識していくことを大切にしながら、SASAKIの未来を照らす北極星のような存在であるべきと考えました。旭川から世界へ、世界から旭川へ。そんな交差点であるための象徴として、木の結晶『Tree Flake』をシンボルマークとしています。